2007年04月20日
S&W M10 「M&P」 4inch by Kokusai
今回はマイ・フェイバリット・リボルヴァーの紹介です
スミス・アンド・ウェッソン社の最大のヒット作、M10ミリタリー&ポリスリボルバーです。
.38S&Wスペシャルを使用する、6連発の中型ダブルアクションリボルバーで、この
M10の成功が後の近代リボルバーに与えた影響は非常に大きいといわれています。
.38スペシャルはかつて米軍に採用されており、その座を.45ACPに明け渡してからも
警察用の拳銃弾として絶大な人気を誇りました。
FBIでもM10の3インチブルバレルのモデルが採用されていました。
日本国内の警察にもM10がある程度配備され、いまだ現役のところもあるということです。
現在は.38スペシャルはストッピングパワーにかけるとされ、その公共機関における
主役の座はほぼ同口径の9mmLuger(パラベラムともいう)にその座を譲っています。
ちなみに、「.38口径のパワー不足からそれに変わって.45口径が軍で制式採用された」
という話をよく聞くと思います。
口径だけで書くと.38スペシャルも9mmルガーも「.38口径」に非常にわかりにくくなり
そのため「9mmルガーが力不足で.45ACPに変わった」と思っている人も多いようです。
本来は「.38スペシャルが力不足で.45ACPに変わった」が正しいのです
9mmルガーというのはアメリカの.45ACPやソ連の7.62mmなどと同様第2次世界大戦
当時の一線級の拳銃弾であり、そのパワーはすばらしいものです。
なるほど、確かにそれに比べると.38スペシャルは頼りないものかもしれません。
それでもその後警察で採用され続けたのは、ひとえにその信頼性でしょう。
かつてセミオートマチックピストルはその複雑性から信頼性が低いものである、という
イメージがあり、シンプルなリボルバーが愛用されたということがあるようです。
また、当時はそれほどの装弾数は必要ではなく、また特に非武装である人間に対しての
殺傷力は.38スペシャルで充分であった、という理由もありました。
後に軍用銃、防弾チョッキで武装した強盗犯による事件で武装した犯人に対しての制圧力
の低さが露呈したことにより、多弾数化、ハイパワー化が図られるようになったようです。
話をM10に戻しますと、19世紀末に生まれた「ハンドエジェクター」から連綿とうけつがれ
ている伝統的な拳銃で、世界で最も成功したリボルバーとも言われています。
もともとS&Wの銃は「ハンドエジェクター」「ビクトリーモデル」などの愛称的名前で製造
されていましたが1950年代にナンバー式に改められ、そのときにM10という名前を
与えられました。
兄弟機には.357マグナムを使用するM13、6インチのブルバレルと取り外し可能な
フロントサイトと調整可能なリアサイトを持つM14、その短縮モデルM15、22口径
のM17、M18、そして発展型のM19ばあります。
M10は現在も販売され、射撃競技などで人気は高いようです。
現在のモデルはブルバレルという均一の太さの厚いバレルになっていますが、以前は
先に行くほど細くなるテーパーバレルでした。
私のM10はおそらく中期型くらいなのでしょうか。なだらかなテーパーになっています。
性能面ではブルバレルのほうがいいんかもしれませんが、私はこのテーパーバレルに
魅力を感じます。
派手さはないが堅実な、プロの銃。
いつも誠実なロウエンフォースメントのリボルバー
そんなイメージの銃だと思います。
トイガンの性能としては期待するだけ無駄、というよりは腰に刺さっているのが仕事、と
いう感じです。
バレルの設計に難があり、インナーバレル周りがすぐは破損するという持病を抱えており
(同社M19は設計が違うので問題なし)中古で入手するとインナーバレルがないことも
しばしば。
一応、バレルの固定方法の変更、放出バルブおよび各スプリングの調整でなんとか
前に弾が飛ぶようにはなっていますが、これ1挺で銃撃戦をやれといわれればインドア
でもお断りです。
コクサイのスピードコンプの中身に入れ替えればそれなりに使えるようになるようなので、
ぜひ試したいところです。
私のモデルは貫通シリンダー使用のカート式です。
シリンダーがM19と共用のためで長すぎるのが難点です。
いずれマルイリボルバー用カートが使用できるようにし、シリンダーの前後長も詰めたい
ところです。
BGM:Faith Hill 「Somewhere Over The Rainbow」
スミス・アンド・ウェッソン社の最大のヒット作、M10ミリタリー&ポリスリボルバーです。
.38S&Wスペシャルを使用する、6連発の中型ダブルアクションリボルバーで、この
M10の成功が後の近代リボルバーに与えた影響は非常に大きいといわれています。
.38スペシャルはかつて米軍に採用されており、その座を.45ACPに明け渡してからも
警察用の拳銃弾として絶大な人気を誇りました。
FBIでもM10の3インチブルバレルのモデルが採用されていました。
日本国内の警察にもM10がある程度配備され、いまだ現役のところもあるということです。
現在は.38スペシャルはストッピングパワーにかけるとされ、その公共機関における
主役の座はほぼ同口径の9mmLuger(パラベラムともいう)にその座を譲っています。
ちなみに、「.38口径のパワー不足からそれに変わって.45口径が軍で制式採用された」
という話をよく聞くと思います。
口径だけで書くと.38スペシャルも9mmルガーも「.38口径」に非常にわかりにくくなり
そのため「9mmルガーが力不足で.45ACPに変わった」と思っている人も多いようです。
本来は「.38スペシャルが力不足で.45ACPに変わった」が正しいのです
9mmルガーというのはアメリカの.45ACPやソ連の7.62mmなどと同様第2次世界大戦
当時の一線級の拳銃弾であり、そのパワーはすばらしいものです。
なるほど、確かにそれに比べると.38スペシャルは頼りないものかもしれません。
それでもその後警察で採用され続けたのは、ひとえにその信頼性でしょう。
かつてセミオートマチックピストルはその複雑性から信頼性が低いものである、という
イメージがあり、シンプルなリボルバーが愛用されたということがあるようです。
また、当時はそれほどの装弾数は必要ではなく、また特に非武装である人間に対しての
殺傷力は.38スペシャルで充分であった、という理由もありました。
後に軍用銃、防弾チョッキで武装した強盗犯による事件で武装した犯人に対しての制圧力
の低さが露呈したことにより、多弾数化、ハイパワー化が図られるようになったようです。
話をM10に戻しますと、19世紀末に生まれた「ハンドエジェクター」から連綿とうけつがれ
ている伝統的な拳銃で、世界で最も成功したリボルバーとも言われています。
もともとS&Wの銃は「ハンドエジェクター」「ビクトリーモデル」などの愛称的名前で製造
されていましたが1950年代にナンバー式に改められ、そのときにM10という名前を
与えられました。
兄弟機には.357マグナムを使用するM13、6インチのブルバレルと取り外し可能な
フロントサイトと調整可能なリアサイトを持つM14、その短縮モデルM15、22口径
のM17、M18、そして発展型のM19ばあります。
M10は現在も販売され、射撃競技などで人気は高いようです。
現在のモデルはブルバレルという均一の太さの厚いバレルになっていますが、以前は
先に行くほど細くなるテーパーバレルでした。
私のM10はおそらく中期型くらいなのでしょうか。なだらかなテーパーになっています。
性能面ではブルバレルのほうがいいんかもしれませんが、私はこのテーパーバレルに
魅力を感じます。
派手さはないが堅実な、プロの銃。
いつも誠実なロウエンフォースメントのリボルバー
そんなイメージの銃だと思います。
トイガンの性能としては期待するだけ無駄、というよりは腰に刺さっているのが仕事、と
いう感じです。
バレルの設計に難があり、インナーバレル周りがすぐは破損するという持病を抱えており
(同社M19は設計が違うので問題なし)中古で入手するとインナーバレルがないことも
しばしば。
一応、バレルの固定方法の変更、放出バルブおよび各スプリングの調整でなんとか
前に弾が飛ぶようにはなっていますが、これ1挺で銃撃戦をやれといわれればインドア
でもお断りです。
コクサイのスピードコンプの中身に入れ替えればそれなりに使えるようになるようなので、
ぜひ試したいところです。
私のモデルは貫通シリンダー使用のカート式です。
シリンダーがM19と共用のためで長すぎるのが難点です。
いずれマルイリボルバー用カートが使用できるようにし、シリンダーの前後長も詰めたい
ところです。
BGM:Faith Hill 「Somewhere Over The Rainbow」
Posted by CAYENNE at 01:45│Comments(0)
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