2007年04月17日
STRIDER EB-LS(CQB)
今回は愛用のナイフの紹介です。
愛用といってもシースナイフで携帯性はよくないので「そういうところへ出かけるときの」、
ということですが。
一時良くも悪くも日本ミリタリーマニアを席巻したストライダーのナイフです。
ストライダーCQBと呼ばれるEBモデルのスピアポイント、ロングタイプです。
ストライダーといえば戦場ではいざ知らずこと日常のアウトドアフィールドでの実用性に
かけるナイフが多いのですが、MFS(マイファーストストライダー)やこのEBスピアポイント
のシリーズなどは案外使えます。
ブレードの質、防錆など表面処理、最終仕上げなどはひどいものです。中国製の安い
ナイフのほうがまだきれいでしょう。
つかいがってももっと安価なコロンビアリバーのナイフなどではるかに使いやすいものが
たくさんあります。
コレクションなどでナイフそのものを愛好する人には見向きもされなくてもしかたがない
といえるでしょう。
私ももともとストライダーのナイフは興味ありませんでしたし、こんなものに10万単位の
お金を出す気にはなれませんでした。
だってねえ、普段暮らしてて車のフロントガラスを切り裂く必要はありませんし。
しかし、ひょんなことから写真のモデルの旧型、ホローグラインドのころのEB-SSを
手に入れたことがありました、SSはショート、スピアポイントで写真のものよりやや
小柄でした。
ごく一般的なドロップポイントのナイフで、刃が厚すぎて切ったにんじんの切片が
飛んでいくことを除けばイメージより使いやすいナイフでした。
何より、もともとよくない表面処理、異様に厚いブレード、とにかく高い硬度のおかげで
手入れは面倒なものの破損を気にせずがんがん使えるというのが大きなメリットでした。
廃車のフロントガラスを切ってみたり鉄板をついてみたりもしました。
キャンプやバーベキューでもがんがん使いましたが、結局大きな破損はありませんでした。
ほかのナイフを買うため手放したときはまだストライダーブームのさなか、品薄のころだった
のでそんなナイフも3万円ほどで処分できたのです。
時は過ぎ、異様なブームも異常な価格設定もなくなり、ストライダーがごく普通のナイフの
ひとつになったころ、ふと手放したナイフのことを思い出しました。
あんなふうに何にも気にせず使えるナイフというのもいいものだな、と。
そのときはコロンビアリバーのフォルダーとクリス・リーブのシャドウ4を主に使っており、
充分酷使していたのですが、あの異様な厚みから来る存在感が懐かしくなってしまいました。
今回手にしたのは以前のものよりやや長めのロングモデル。
値段も前のを手放したときとほぼ変わらぬ参萬円と、普通の価格で購入できました。
携帯性も使いやすさもショートのほうがよかったかもしれません。
ロングといってもブレードの長さはほぼ同じでハンドルの部分が長くなり、持ち方の幅が
広がっています。なるほど、CQBというなら確かにこっちのほうがいいのかも。
刃付けの処理は以前より幾分よくなっています。ただし、表面処理のほうはやはりよいとは
言えません。
タイガーストライプの模様以外に染みがあったり、せっかくのステンレス(ATS-34)なのに
さび止め効果が出ていなかったり。
硬度はHRC60から61程度とのことで、研ぎにくいです。
メンテナンスまで含めて実用的なのは58程度ですかね。
1枚目の写真のシースは、著名なカスタムナイフビルダーによるワンオフのスペシャル
シースです。ああ、作者の名前忘れた…orz
通常はカイデックスのシースがついていますがこれがまた硬い。
今回のものはきちんとできていますが以前のものはバリでまくりでナイフの表面処理を
がりがり削り落としていました(笑)。
また、ベルトの固定方法は最近ホルスタでも多くなったTEK-LOKで、この使いやすさは
秀逸でした。当時もホルスタに使えないかと思ったこともありました。
TEK-LOK自体は単体で980円もあれば買えるので、ベルト通し式のポーチなどを改造
してTEK-LOKにすれば使い勝手は向上するでしょう。
とにかくあらが多く、品質から見てもファクトリーナイフとしては非常に高いのですが、
がんがん使える→使用時間、回数が増える→メンテの機会も多い→また使用する
というサイクルのためか、妙に愛着のあるナイフです。
ダイヤモンドシャープナーの一般化でメンテもだいぶ楽になったので、いざ家から一本
持ち出すというならこれでもいいかもしれません。
愛用といってもシースナイフで携帯性はよくないので「そういうところへ出かけるときの」、
ということですが。
一時良くも悪くも日本ミリタリーマニアを席巻したストライダーのナイフです。
ストライダーCQBと呼ばれるEBモデルのスピアポイント、ロングタイプです。
ストライダーといえば戦場ではいざ知らずこと日常のアウトドアフィールドでの実用性に
かけるナイフが多いのですが、MFS(マイファーストストライダー)やこのEBスピアポイント
のシリーズなどは案外使えます。
ブレードの質、防錆など表面処理、最終仕上げなどはひどいものです。中国製の安い
ナイフのほうがまだきれいでしょう。
つかいがってももっと安価なコロンビアリバーのナイフなどではるかに使いやすいものが
たくさんあります。
コレクションなどでナイフそのものを愛好する人には見向きもされなくてもしかたがない
といえるでしょう。
私ももともとストライダーのナイフは興味ありませんでしたし、こんなものに10万単位の
お金を出す気にはなれませんでした。
だってねえ、普段暮らしてて車のフロントガラスを切り裂く必要はありませんし。
しかし、ひょんなことから写真のモデルの旧型、ホローグラインドのころのEB-SSを
手に入れたことがありました、SSはショート、スピアポイントで写真のものよりやや
小柄でした。
ごく一般的なドロップポイントのナイフで、刃が厚すぎて切ったにんじんの切片が
飛んでいくことを除けばイメージより使いやすいナイフでした。
何より、もともとよくない表面処理、異様に厚いブレード、とにかく高い硬度のおかげで
手入れは面倒なものの破損を気にせずがんがん使えるというのが大きなメリットでした。
廃車のフロントガラスを切ってみたり鉄板をついてみたりもしました。
キャンプやバーベキューでもがんがん使いましたが、結局大きな破損はありませんでした。
ほかのナイフを買うため手放したときはまだストライダーブームのさなか、品薄のころだった
のでそんなナイフも3万円ほどで処分できたのです。
時は過ぎ、異様なブームも異常な価格設定もなくなり、ストライダーがごく普通のナイフの
ひとつになったころ、ふと手放したナイフのことを思い出しました。
あんなふうに何にも気にせず使えるナイフというのもいいものだな、と。
そのときはコロンビアリバーのフォルダーとクリス・リーブのシャドウ4を主に使っており、
充分酷使していたのですが、あの異様な厚みから来る存在感が懐かしくなってしまいました。
今回手にしたのは以前のものよりやや長めのロングモデル。
値段も前のを手放したときとほぼ変わらぬ参萬円と、普通の価格で購入できました。
携帯性も使いやすさもショートのほうがよかったかもしれません。
ロングといってもブレードの長さはほぼ同じでハンドルの部分が長くなり、持ち方の幅が
広がっています。なるほど、CQBというなら確かにこっちのほうがいいのかも。
刃付けの処理は以前より幾分よくなっています。ただし、表面処理のほうはやはりよいとは
言えません。
タイガーストライプの模様以外に染みがあったり、せっかくのステンレス(ATS-34)なのに
さび止め効果が出ていなかったり。
硬度はHRC60から61程度とのことで、研ぎにくいです。
メンテナンスまで含めて実用的なのは58程度ですかね。
1枚目の写真のシースは、著名なカスタムナイフビルダーによるワンオフのスペシャル
シースです。ああ、作者の名前忘れた…orz
通常はカイデックスのシースがついていますがこれがまた硬い。
今回のものはきちんとできていますが以前のものはバリでまくりでナイフの表面処理を
がりがり削り落としていました(笑)。
また、ベルトの固定方法は最近ホルスタでも多くなったTEK-LOKで、この使いやすさは
秀逸でした。当時もホルスタに使えないかと思ったこともありました。
TEK-LOK自体は単体で980円もあれば買えるので、ベルト通し式のポーチなどを改造
してTEK-LOKにすれば使い勝手は向上するでしょう。
とにかくあらが多く、品質から見てもファクトリーナイフとしては非常に高いのですが、
がんがん使える→使用時間、回数が増える→メンテの機会も多い→また使用する
というサイクルのためか、妙に愛着のあるナイフです。
ダイヤモンドシャープナーの一般化でメンテもだいぶ楽になったので、いざ家から一本
持ち出すというならこれでもいいかもしれません。
Posted by CAYENNE at 01:26│Comments(0)
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