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Posted by ミリタリーブログ at

2020年03月22日

瀬戸祐介作 ゴールデンファイター

突如復活!
ただし、ミリタリー以外のネタが増えそうなのでお引越し予定です。
こちらは暫定的な更新になりそうです。

今回はちょっと珍しいナイフ。
ハンターの瀬戸祐介氏が制作した ゴールデンファイターというナイフです。
なんと黄金色のナイフ!



このナイフは一般的な鋼鉄、ステンレス、チタン等ではなく、なんと青銅で出来てます。
青鋼じゃなく、青銅です!
(たまに青鋼製包丁を青銅製と間違って書いてるところを見かけます・・・)





青銅といえば、鉄以前の人類を支えた金属器です
刃物や武器としては比較的早く鉄にとってかわられましたが、日本では祭器や
鏡の材料として長く使用されました。

こちらは作者が「セトハルコン」と名付けた独自配合の青銅とのこと。
従来のスズ青銅より強靭、とサイトに記載があったので、もしかしてアルミ青銅の系統とか?

ナイフとして、重量感やバランスは良好です。
また、革巻きのグリップはどうかと思ったんですが、これは絶妙です。
通常のナイフグリップは力が逃げないよう硬い素材なんですが、このグリップは柔らかめ。
ただししっかり握れて力も入るのでとても握り心地がいいです。
マチェットや斧のグリップには特によさそうですね。

切れ味も問題ありません
最初は髭がそれるくらいの切れ味になってます。
炭素鋼のような冷たい切れ味ではありませんが、十分実用レベルです。

強度・・・はどうでしょう。
強度としては刃物用ではないようなステンよりは丈夫で、ちゃんとした炭素鋼には
及ばないとなっています。
また、乾燥硬木への打ち付けは避けるようという注意書きもありました。
自分はナイフを木の棒でぶっ叩くようなやり方はしないので、そこまで無理な力をかける
事はありません。
薪割も斧か鉈を使うので、ナイフで・・・ということ普段しないのですが、今回はあえてチャレンジ。
それでも、軽めの比重の小さい家具廃材を叩いて割ってみました。
一般的な刃物と同じように食いつき、割ることはできました。
が、



ちょっと刃がめげてる・・・
やはり鉈的使い方は厳しいですね・・・
薪割にもナイフを使うようなホビーブッシュクラフトとかには向かないかも?
まあ、この位なら研ぎなおせば修正可能な範囲でしょう。
研ぎは普通の鉄系金属のナイフと同じようにとげるそうです。
この型はどうしても刃が薄くなるので、同じ青銅器でも、同氏が作成している
マチェットや斧だとまた結果が異なるのだろうと思います。


黄金色の風合いや、鋳物ならではの二つと同じものがない表情など、
とても素敵なナイフです。
銅系合金なので殺菌作用や抗ウイルス作用もあると思われますし、
アウトドアでのちょっとした使い道にはよさそうですね。
切れ味もチタンのナイフとかよりはずっといいです。
もっとコンパクトなサイズのものもあるので、個人的にはそちらの方がおすすめです。
手のひらサイズのモデルとか、お値段も安いのでもう一本、普段使いでほしいかな。