2008年02月03日
Chris Reeve 「Warrior」
米国の名門メーカー、クリス・リーヴのシースナイフ、ニール・ロバーツウォリアーナイフです。
クリス・リーヴはもともと南アフリカ共和国の出身で、非常に高品質なナイフを販売し、高い
評価を得ていました。
その後米国に移住、2001年から2004年までBlade Awardsを受賞するなど、マスプロ
メーカーとしては最高レベルの品質を実現しています。
強固なカルガードコーティング、仕上げのよさ、箱出しで十二分に鋭利なブレードなど、
セミカスタムナイフと呼ぶにふさわしいものです。
クリス・リーブの名声を確立したナイフと言えば、いわゆるワンピースグリップナイフでしょう。
一本の鍛造A2工具鋼から削りだした、グリップまで通して一体のナイフはフルタングと同等
以上の強度をもち、またグリップ内部を空洞にすることにより重量の低減を図りつつ内部に
簡単なサバイバルツールを収納できるようになっています。
いわゆるサバイバルナイフですが、ほかのあまねくサバイバルナイフのすべてが悩まされる
強度、耐久性の問題に悩まされることのない唯一のサバイバルナイフと言えるでしょう。
また、高い技術を駆使して鍛造A2工具鋼やCPM-S30V(粉末ステンレス鋼)など、実用
硬度がHRC60を超えるような素材を使用しながら、実際はHRC57から58に抑えています。
これによりフィールドでの不慮の刃欠けや研ぎ直しが必要な事態になっても道具を選ばず
メンテナンスすることができます。
このあたりも、過酷な状況下での実用性を最優先したこだわりを見て取ることができます。
なお、現在ではフォールディングナイフの「セベンツァ」「ムナンディ」なども非常に高い
評価を受けています。
ちなみに、クリス・リーヴのナイフには「ンコンカ」「ウムファン」など、ズールー語の名前が
つけられたものが多いのも特徴です。
ズールー語は南アフリカのズールー族の言語で、アパルトヘイトが終わった現在、同国の
公用語のひとつとされています。。
今回紹介するナイフは、グリーンベレーの訓練課程修了時に支給される「ヤーボロー」と
いう名のナイフの民間向け「グリーンベレー」ナイフと系統と同じくするシースナイフです。
オーソドックスなフルタングのグリップ、ドロップポイント、リカーブエッジの美しいナイフで、
名デザイナー、ウイリアム・ハーシー氏のデザインです。
また、やや変わったプロフィールを持っています。
その名に付けられた「ニール・ロバーツ」という人名。
これは2002年のアフガニスタンでのおこなわれた「アナコンダ作戦」において戦死した、
海軍特殊部隊シールズの隊員であるニール・C・ロバーツ(Neil C. Roberts)一等兵曹
を指しています。
このモデルはロバーツ一等兵曹を記念し製作されたもので、、ナイフの代金のうち20ドル
がロバーツ一等兵曹の残された息子であるネイサン氏の学費支援を行っているNFCU
(Navy Federal Credit Union:海軍信用組合) に寄付されています。
ナイフとしては非常にスタンダードなものです。
リカーブエッジが最近のタクティカルのトレンドを表しているかもしれません。
グリップはリネンマイカルタで柔らかいカーブを描くよう製作されており、材質とあいまって
ぬれた手で握っても吸いつくように手にフィットします。
鋼材部分も縁を丁寧に丸めてあり、非常に握りやすいものに仕上がっています。
箱出しでのブレードの仕上がりも素晴らしく、慣れないうちは箱出しよりシャープに研ぐのも
難しいと感じるほどです。
重量のバランスもすぐれており、力を入れてふるうような作業も、手元で行う細かい作業も
違和感なく行うことができます。
ブレードの厚みは5.6mm。やや厚めですが、ブレードの付け具合の問題か、それほど
使いにくさは感じませんでした。
ブレード刻印のうち、BUD/SはBasic Underwater Demolition/SEAL(基礎水中爆破訓練)
の略でネイビーシールズ(SEALs)の選抜訓練過程のことを示します。
Class184は、ロバーツ氏が在籍したクラスを示しています。
シースはSPEC-OPS社製のナイロンシースが付属します。
カイデックスインナー付きで丈夫でしっかり安全にナイフを収納できます。
機能的なシースで、携帯も楽です。
また外側のポケットにはハンドガンのマガジンやツールナイフ、砥石などが収まります。
これ以前、私は同社のシャドウ4を愛用していましたが、ドロップポイントのデザインなどが
よく似ており愛着を感じやすいと思います。
また、使い勝手はさすがにワンピースグリップよりも上であるといえます。
グリーンベレーとちがい、ブレードにセレーションがないのが私の好みにぴったりでした。
6インチクラスの量産品のシースナイフとしてはガーバーのシルバートライデントなどが
あります。比べても決して安いとは言い難いものですが、製品のクオリティ、所有する、
または使用する喜びにはそれ以上の価値があるナイフであると思います。
クリス・リーヴはもともと南アフリカ共和国の出身で、非常に高品質なナイフを販売し、高い
評価を得ていました。
その後米国に移住、2001年から2004年までBlade Awardsを受賞するなど、マスプロ
メーカーとしては最高レベルの品質を実現しています。
強固なカルガードコーティング、仕上げのよさ、箱出しで十二分に鋭利なブレードなど、
セミカスタムナイフと呼ぶにふさわしいものです。
クリス・リーブの名声を確立したナイフと言えば、いわゆるワンピースグリップナイフでしょう。
一本の鍛造A2工具鋼から削りだした、グリップまで通して一体のナイフはフルタングと同等
以上の強度をもち、またグリップ内部を空洞にすることにより重量の低減を図りつつ内部に
簡単なサバイバルツールを収納できるようになっています。
いわゆるサバイバルナイフですが、ほかのあまねくサバイバルナイフのすべてが悩まされる
強度、耐久性の問題に悩まされることのない唯一のサバイバルナイフと言えるでしょう。
また、高い技術を駆使して鍛造A2工具鋼やCPM-S30V(粉末ステンレス鋼)など、実用
硬度がHRC60を超えるような素材を使用しながら、実際はHRC57から58に抑えています。
これによりフィールドでの不慮の刃欠けや研ぎ直しが必要な事態になっても道具を選ばず
メンテナンスすることができます。
このあたりも、過酷な状況下での実用性を最優先したこだわりを見て取ることができます。
なお、現在ではフォールディングナイフの「セベンツァ」「ムナンディ」なども非常に高い
評価を受けています。
ちなみに、クリス・リーヴのナイフには「ンコンカ」「ウムファン」など、ズールー語の名前が
つけられたものが多いのも特徴です。
ズールー語は南アフリカのズールー族の言語で、アパルトヘイトが終わった現在、同国の
公用語のひとつとされています。。
今回紹介するナイフは、グリーンベレーの訓練課程修了時に支給される「ヤーボロー」と
いう名のナイフの民間向け「グリーンベレー」ナイフと系統と同じくするシースナイフです。
オーソドックスなフルタングのグリップ、ドロップポイント、リカーブエッジの美しいナイフで、
名デザイナー、ウイリアム・ハーシー氏のデザインです。
また、やや変わったプロフィールを持っています。
その名に付けられた「ニール・ロバーツ」という人名。
これは2002年のアフガニスタンでのおこなわれた「アナコンダ作戦」において戦死した、
海軍特殊部隊シールズの隊員であるニール・C・ロバーツ(Neil C. Roberts)一等兵曹
を指しています。
このモデルはロバーツ一等兵曹を記念し製作されたもので、、ナイフの代金のうち20ドル
がロバーツ一等兵曹の残された息子であるネイサン氏の学費支援を行っているNFCU
(Navy Federal Credit Union:海軍信用組合) に寄付されています。
ナイフとしては非常にスタンダードなものです。
リカーブエッジが最近のタクティカルのトレンドを表しているかもしれません。
グリップはリネンマイカルタで柔らかいカーブを描くよう製作されており、材質とあいまって
ぬれた手で握っても吸いつくように手にフィットします。
鋼材部分も縁を丁寧に丸めてあり、非常に握りやすいものに仕上がっています。
箱出しでのブレードの仕上がりも素晴らしく、慣れないうちは箱出しよりシャープに研ぐのも
難しいと感じるほどです。
重量のバランスもすぐれており、力を入れてふるうような作業も、手元で行う細かい作業も
違和感なく行うことができます。
ブレードの厚みは5.6mm。やや厚めですが、ブレードの付け具合の問題か、それほど
使いにくさは感じませんでした。
ブレード刻印のうち、BUD/SはBasic Underwater Demolition/SEAL(基礎水中爆破訓練)
の略でネイビーシールズ(SEALs)の選抜訓練過程のことを示します。
Class184は、ロバーツ氏が在籍したクラスを示しています。
シースはSPEC-OPS社製のナイロンシースが付属します。
カイデックスインナー付きで丈夫でしっかり安全にナイフを収納できます。
機能的なシースで、携帯も楽です。
また外側のポケットにはハンドガンのマガジンやツールナイフ、砥石などが収まります。
これ以前、私は同社のシャドウ4を愛用していましたが、ドロップポイントのデザインなどが
よく似ており愛着を感じやすいと思います。
また、使い勝手はさすがにワンピースグリップよりも上であるといえます。
グリーンベレーとちがい、ブレードにセレーションがないのが私の好みにぴったりでした。
6インチクラスの量産品のシースナイフとしてはガーバーのシルバートライデントなどが
あります。比べても決して安いとは言い難いものですが、製品のクオリティ、所有する、
または使用する喜びにはそれ以上の価値があるナイフであると思います。