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CAYENNE
長物LBLK普及委員No.3
日本在住のガンマニアです。
ゲーム暦すでに20年、年齢の影響は日に日に大きく・・・
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Posted by ミリタリーブログ at

2007年12月02日

GLOCK 17 by KSC

グロックシリーズの基本中の基本、グロック17です。
いまやひとつの世界基準となった、拳銃史を飾る名銃です。



わが魂の3大師匠、サム・ジェラードも熱烈推薦する私の愛用銃のひとつです。
何でこんなにメジャーな銃の紹介が遅れたかといえば紆余曲折あるのですが・・・
まあ、それはおいといて。

実銃はいわずと知れた有名銃で、グリップフレーム部分がプラスチックで構成されるという
現在はスタンダードな構成をメジャーにした功績が高く評価されます。
なお、ポリマーフレーム世界初採用と覚えていることも多いと思いますが、ポリマーフレーム
というのであればこれより前にH&KのVP70が存在しています。
(ただし、VP70にはスチール製のインナーフレームが組み合わせられています。)

グロック社はもともとプラスチック製品を中心に軍事、医療関係の製品を手がけていた会社
でしたが、地元オーストリア軍の正式拳銃トライアルの開催にあたり独自のノウハウを生か
した先進的な銃を提出。海外の有力メーカーや国内の老舗ですでにライフルが制式に採用
されているスタイアー社を出し抜いて、見事制式採用の座を勝ち取り世界の衝撃を与えました。

昨今、安全重視でマニュアルの、グリップセイフティ、デコッキングどころか、実際に鍵をかける
ことができる銃すら出てくる世の中で、「トリガーセイフティオンリー」という実に男らしい銃でもあ
ります。
このトリガーこそ「セイフアクション」と名づけられたグロックのもうひとつの特徴でもあります。
スライドをコックしないとトリガーは引ききった位置で停止し、ひと目でコック状態か非コック状態
かわかるというもの、だったかと思います。
この辺の機能を使った駆け引きは映画「追跡者」をご覧ください(笑)。



ストライカー式の激発機構、スライド先端までダストカバーの伸びた一体成型フレーム、最低限
の操作部分があいまって、極度にシンプル、人によっては味も素っ気もない外観になっています。
この外観は好みが分かれますが、自分的には「石庭」のような趣でわびさびにの心を感じさせる
デザインだと思いこんでいます。

今回のG17は近代ガスブローバック型グロックでは元祖といえるKSCのモデルです。
今さ世界標準であるアンダーマウントレイルを備えたサードフレームのモデルを再現しています。
実銃のグロック同様、最低限の機能で低価格の路線のラインアップとして誕生しました、

このモデルは初期のものなので、当時物議をかもした(結局離型剤落としそこねだった)光沢
のあるフレームですが、刻印は現物に忠実です。
また、グロックの特徴でもあるトリガーシステムは再現されていません。
現行のモデルはトリガーのアクションも再現されています。
トリガーアクションはタナカのグロック17がいち早く再現を試み、KSCのバリエーションでも
フル/セミ切り替えモデルG18Cで再現されました。
また、実銃には安全装置スイッチがないため、トリガーセイフティを手前側に持ち上げることで
物理的にトリガーを引けなくするセイフティが導入されました。
この方式はマルイのものも含め、グロック用と胃がんセイフティとしては最高のシステムだと
思います。

この機種は負圧式バルブのいわゆる「ロングレンジピストン」モデルですが、スライド部分の
軽量さとあいまって超高速ブローバックによる心地よい射撃感を味わえます。
さすがに寒さには弱めですが、夏はスライドが壊れるのではないかと思えるほどの勢いで
作動します。
実際に初期のもの、特に壮絶な高速フルオートになるG18を中心にスライド先端の破損が
よく発生したようで、現行のものは対策が施してあるようです。



グロックはグリップの角度がよくないとか言われますが、実際にはそれほど気になるりません。
ようは慣れだと思われます。グロックだけでなく1911、ベレッタ、S&Wなど、使う銃によって
握りや感覚が違うのはどれもみな同じことです。

現在はマルイのG17が発売されたためKSCのG17が主流の座を降りるのではないかと思わ
れますが、刻印変更前のものであればそのリアルさで、すべてのモデルにおいてはその豊富
なバリエーションでマルイのグロックとも共存してくことでしょう
  

Posted by CAYENNE at 16:27Comments(0)ピストル